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第18回 亜麻フォトコンテスト入賞作品発表

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まつり・イベント

第18回 亜麻フォトコンテスト入賞作品発表

第18回 亜麻フォトコンテストに多数のご応募をいただきまして、誠にありがとうございます。
2023年11月に審査を行いました。

 

 

最優秀賞

<爽花の時>
相馬 守さん
すがすがしい印象をうける作品です。「爽」という言葉を大切にしているように見受けられますので、しっかりと「爽」という文字の由来や意味を調べ、それを自身でどのように理解しどのようなメッセージを送りたいのか目的を絞り画角などを決めることで、より強く他者に問いかけられると思います。
爽やかな写真。亜麻の持つ雰囲気をよく捉えている作品だと思います。北海道らしい空気感も出ています。
北海道の夏を感じる光が素晴らしい。

 

優秀賞

<雫の虫眼鏡>
伊藤 範行さん
水の持つ力と花の繊細さが映し出された作品です。撮影者は、水という生命の源がもたらす「虫眼鏡」という現象から何を見出したのかなど、撮影者の思いを想起させるような画角(トリミングも含め)を選ぶことで、生命を育む水と生命の美の関係をより強く他者に伝えられると思います。
雫のレンズが良い。大胆な構図の工夫が亜麻の魅力を伝える作品。朝露が綺麗に写っている。雫のみずみずしさ、レンズで覗き見る花びらも素晴らしい。

 

優秀賞

<花束贈呈>
宮本 明人さん
花束に見えた喜びが浮かぶ作品です。状況からイメージが浮かび写真を撮影することはよくありますが、状況から何を写しとりたいのか。その状況から何を伝えたいのか。そのような点をさらに深めると撮影者の意思が強く伝わります。例えば、この花束は何のための花束なのか、誰への花束なのか・・・など、花束という発想からもう一歩深めることで自身の意思が加わり、さらにオリジナリティーある作品になると思います。
満開のタイミングが良い。本当に花束に見える。バランス良く撮れている。
畝が切れたポイントを見つけて逃さず写真におさめた着眼点が良い。

 

佳作

<transparent>
後閑 聡さん
花びらが空を背景に透過した美しい姿を撮影した作品です。トランスペアレントというタイトルの奥に見せたい、または、想起させたい撮影者のコンセプトを明快にすると、透過している花びらの状態を写した美しさではなく、透過した花びらというタイトルにも込めた撮影者のメッセージがより強く提示することができると思います。花びらの薄さ、美しさが表現されている。視点の面白さと、亜麻の透き通るような美しさがすごく調和しているように思う。日本画のような作品。実をつけはじめた花房と、後から咲く花の撮り合わせが良い。

 

佳作

<凛として。>
森 由紀子さん
「凛」という言葉の意味である「寒さの中、亜麻が生きる」という印象を受ける作品です。「凛」という言葉の意味には「寒さの中、項垂れた穀物」という意味があるため、撮影者が何を「凛」という言葉の向こうに何を象徴しメッセージを送りたかったのか、思いを絞り明快にすることで構図、背景の色合いなどがシンプルになり、より強く他者に問いかけられると思います。ぼんやりとした朝焼けが良い。
構図の良さと背景となっている花が良い効果を生んでいるように思います。うつむいていた花が日の光とともに起き上がり上を向く様子がまさに凛と感じる。サッポロビール園の煙突もさりげなさを感じます。

 

佳作

<「シルエットは陽炎」>
高橋 美貴子さん
陽炎の亜麻の花が映し出された作品です。その陽炎という状態に何を撮影者は何を見出したのかメッセージを知りたいと思いました。陽炎とは、何が燃え立つように撮影者に見えたことが「面白い」と思ったのか明快にできると、より強く他者に思いを伝えられる作品になると思います。キリの中のような絶妙なボケ感。
美しい混沌、カオス、初めて見る雰囲気にドキッとします。

 

佳作

<あさの微睡(まどろみ)>
田中 福司さん
亜麻を擬人化して「まどろむ」という心地よい情景が表現された作品です。「まどろむ」とは寝る状況と起きている状態の狭間にあるようなことですが「まどろむ」という言葉の意味をどのように捉えるのか。例えば、植物は寝るように思える光合成を行わない夜から、光合成を開始する朝、その間の「まどろみ」の姿をどのように映し出すかなど、撮影者としての視点を絞ることで他者にその思いをさらに明快に伝えられると思います。
青い紫色の絶妙な花色と、朝のさわやかな空気が伝わってくる。

 

佳作

<「朝露は夏のジュエリー」>
石田 真咲さん
「朝露」を自身の発想と視点で捉え得た作品とタイトルです。「ジュエリー」と捉えた朝露を纏う亜麻の花の姿に何を伝えたかったのか。ジュエリーを纏う亜麻への思いなど、自身のコンセプトをもう一段、狭めることで、写真のどの部分を強調する(画角なども含め)と、撮影者が感じた感動が見る人にさらに強く伝わると思います。朝露に着目した点が良い。亜麻が日光をよろこんでいるような作品。
ストーリー性を感じられるように思います。びっしりと朝露が連なる様子がかわいく、愛らしい。

 

佳作

<祭り上げて>
原 聡彦さん
広がる空、地平線、亜麻のバランスがとれた作品です。作者コメントがあると撮影者の意思がわかりより表現したい思いが伝わります。太陽の感じが良く、はかなさをも感じる作品です。亜麻が日光をよろこんでいるような作品。ストーリー性を感じられるように思います。生命力に満ち溢れた朝日と咲き始めた亜麻。
元気をもらえる力強さです。

審査員

後藤 正洋

(代理)
森 淳一

当別町長

 

当別町 経済部長

眞田 岳彦 女子美術大学・大学院教授、東北芸術工科大学客員教授、博士(美術)
梅田 力 星槎道都大学 美術学部 デザイン学科 准教授
津崎 弘樹 当別町亜麻生産組合 組合長
橋本 俊彦 有限会社亜麻公社 代表取締役

 

(開催終了)第18回 亜麻フォトコンテスト展示会

第18回は、63点の応募がありました。素敵な作品をご応募いただきありがとうございました。

応募作品のうち一次選考した21点をご覧いただける作品展示会となっています。

北海道当別町の亜麻畑は、今年もたくさんの方に親しんでいただきました。

亜麻の花は午後には散ってしまうことから、儚いとも形容されます。散った後には実を着け、その亜麻種子から亜麻仁油がつくられます。ちなみに花言葉は、「あなたの親切に感謝します。」です。

亜麻のフォト作品をこの機会に是非、ご覧くださいませ。

 

◎開催概要◎
日時:2023年11月7日(火)~11月11日(土) 9:00~21:00 ※初日15:00~/最終日~17:00まで
場所:当別ふれあい倉庫多目的ホール(北海道石狩郡当別町錦町294番地4 JR当別駅南口から徒歩1分)
主催者:有限会社亜麻公社

 

 

(終了)第18回 亜麻フォトコンテスト募集概要

 

亜麻に関する写真を募集しています。ご応募いただく写真は、ご自宅で育てた亜麻でも、北海道の亜麻畑でも、亜麻に関するものなら何でもかまいません。プロ・アマ問わず、どなたでも参加できます。お気軽にご応募ください。

 

最優秀賞

賞金1万円

1名

優秀賞

賞金5千円

2名

佳作

記念品

5名

●締切

2023年9月30日(土)必着

●発表

11月初旬に亜麻公社のホームページで行います。

●記入事項

①氏名 ②ふりがな ③ご年齢 ④性別 ⑤ご職業 ⑥郵便番号 ⑦ご住所 ⑧お電話番号 ⑨メールアドレス ⑩作品タイトル ⑪使用カメラ ⑫作品コメント

●サイズ・ファイル形式

デジタルデータを「メール」または「CD-R」にてご応募ください(プリントでの応募は不可)。推奨画素数/3,000×4,311pixel(1,400万画素数相当)以上 JPEG形式に限る
※ファイル名には必ず作品タイトルをつけてください。
※お送りいただきましたメールデータ、CD-Rは返却不可となります。

●応募枚数

制限はありません。

●応募先

・CD-Rデータ送付先/〒061-3772北海道石狩郡当別町獅子内2113-8「第18回 亜麻フォトコンテスト係」
・メールデータ送付先/photo@amakousya.co.jp

●応募作品の諸権利

ご応募いただいた作品の諸権利は(有)亜麻公社に帰属します。

●備考

応募作品は、亜麻に関するホームページ、ポスター、チラシ、パンフレットなど各種媒体に利用させていただくことがございます。

●亜麻畑

2023年度の亜麻畑はこちら