INTERVIEW
INTERVIEW
亜麻栽培農家について
北海道の亜麻を栽培する農家の皆さまに
お話を伺いました
8月収穫前の畑で
織田 英稔さん
8月のお盆過ぎ、織田さんの畑にお話を伺いにお邪魔しました。
茶色に変色しはじめた亜麻の種子も膨らんでいました。
今頃収穫も終わっているでしょうね。
去年は苦労しました。今年は順調です。
織田さんのところも昨年は長雨で苦労した様子。今年の栽培はどのような様子でしょうか。
「今年は今のところ順調です。農家的にはもっと収量が欲しいところですが、去年のことを考えると及第点だと思います」とのこと、また、去年と違う工夫はと尋ねると「今年はすべての作業を早めに実施しました。草取りとか」とのこと。理由は特にないそうです。それでも「結果的に作業を早めて良かった」と織田さんは話します。
来年も少し違う工夫を
「今度からカルシウム系の資材を増やそうかなと思います」とのこと。理由を尋ねると「農薬を使っていないから病気は怖い。カルシウムは病気に強くなるといわれています」と織田さん。
今栽培している品種について
「今までいろんな品種を栽培して苦労して今の品種にたどりついたのでね。品種によって気候・土壌の好みが全然ちがうのですぐに一気に変えるということはありません。また、病気に強いかどうかも栽培してみなきゃね」と今までの品種を基本維持するそうです。
新しい付加価値のある作物として亜麻を続けていく
織田さんの家はこの当別では2代目、農家として3代目、当別に来て44年くらいだそうです。
「長く農家をやっていますが、亜麻の栽培は可能性のある農業だと思っています」と農家としての亜麻栽培について熱く語っていただきました。