HOME REGION

第19回 亜麻フォトコンテスト入賞作品発表

REGION

まつり・イベント

第19回 亜麻フォトコンテスト入賞作品発表

第19回 亜麻フォトコンテストに多数のご応募をいただきまして、誠にありがとうございます。
2024年10月に審査を行い入賞作品が決定いたしました。2025年は第20回目を迎え開催予定です。

 

 

最優秀賞

< 淡き夢 >
和さん


太陽の下いっぱいに広がる亜麻畑に咲く花の雰囲気とは、また異なる一面を写し出した作品です。この水滴は、ご自身で垂らされたのでしょうか。植物の生命を引き継ぐための受粉器官という、多くの蜂を惹きつけるような妖艶な姿をイメージさせる美しい作品です。構図の良さと亜麻の色あいが、背景の有色で引き立てられている美しい作品。「淡き」が儚さに感じ「夏」が「朝露。涙」に通じ、泣いているように感じる。良いです。よくこのタイミングで撮れた。なまめかしく、正に夢幻のよう。

 

 

優秀賞

< 朝雨 >
池田 紀美江さん


早朝の亜麻畑を覆う雨と空間を覆う静寂。この一瞬に私も立ち会っているような、冷たい空気と草花の匂いを感じさせてくれる作品です。牧歌的な空間を感じさせながらも、縦横に伸びる直線的な構図をいかしたことで、画面全体が引き締まっています。特に画面下半分に配置した亜麻の青紫の花と、画面を横断する中央の黄色い花、そして奥の赤色をした建物があいまり、私たちをファンタジーの世界へといざないます。亜麻の持つ色合いの美しさを捉えている。雰囲気に圧倒される世界観に溢れています。

 

 

優秀賞
< 薫風〜凛と咲く花 >
山本 佳予子さん


現場に身を置いた撮影者は、その風景に「凛」とした感覚を覚えたとあります。それに加え、作者が画面(空間)の前後にぼかしを入れたことで、私はリズミカルな躍動感を覚えました。初夏、これまで成長してきた亜麻1つひとつの生命がいよいよ実を結ぶために花を開く人間でいうと青春期をむかえた若者たちが、他者よりも、少しでも、自分らしく生きようとするような、風のなかを楽しく、仲間と語らい、競い遊ぶ、そんな一瞬の姿を捉えたようも見えます。これも定番で安定感があって良いと思います。力強さを感じます。咲き乱れる生命力に見とれてしまいます。

 

 

佳作
< また来年ね >
森 由紀子さん


余白をいかして、一輪の花と茶に色づいた蒴果を美しく配置した作品です。少し時期遅れに開いた花を見つけ、立ち止まり、見つめ、撮影者が亜麻にかけた、「また来年ね」という言葉が響くような作品です。少し話を広げますが、日本画は余白を描くとも言われます。私は長谷川等伯の《松林図屏風》などの何も書かれていないように見える、余白とも思える箇所から浮かび上がる静寂感に魅力を感じます。物品を、描くのではなく、どのように空白を描くかという作家の観点は、奥深い表情を作るには大切だと私も思っています。日本画のような表現は独特で印象に残る。タイトルと最後の一輪、実のバランスがマッチしている。擬人化された花のおしゃべりが聞こえてきそう。

 

 

佳作
< 亜麻畑と黄色い車 >
北欧風人さん


亜麻の花・畑を単体ではなく、絵画のように1つの色彩として捉え、風景全体を構成した作品です。黄色い車と、黄色い小麦を一つづきになるように配置した観点には、撮影者の美的なセンスを感じます。欧州では、愛車で国境を超えながら、いくつもの国の風景を楽しむ旅人をよく目にします。画面内に人物は登場していませんが、ガラス越しに見える車内からは、無数に咲く亜麻の花と出会った感動の笑顔が想像されます。車の可愛らしさと、田園の景色が調和して良い。

 

 

佳作
< 雨上がり >
Ikukunさん


劇的な作品です。雨雲が遠くへ去ってゆく姿、強い風の音、湿った暖かい空気。天と地を二分し、流れて行く厚い雲と、遠くの低い山並みがぶつかり合うようなドラマを感じさせる瞬間。亜麻が生育する姿をとおして、北海道の大地と豊穣、生きる厳しさのようなものさえも感じさせます。写真でしか見ることのできない瞬間だと思いました。

 

佳作
< 感謝を贈る >
宮本 明人さん


どのような思いをこめた一枚として、奥様に贈られたのでしょうか。亜麻の花が沢山咲く中から選ばれたこの一輪は、優しい表情で上を向いています。花の中央にある雌しべと雄しべは、寄り添うように1つになっていますね。亜麻は花粉(雄しべ)が同じ個体にある雌しべと結ばれ受粉しますので、すでに受粉したのでしょう。そのような思いと共に改めて亜麻の花を見ると、少し誇らしく、安堵感をいだいているような、ゆったりとした雰囲気をも感じさせる作品です。ぽっかりと浮かんだ雰囲気だけで、圧倒されてしまいました。

 

 

佳作
< 小休止 >
相馬 守さん


亜麻の花なのか、蝶なのか、2つが1つになったような美しい瞬間を捉えた作品です。右下から左上に伸びる亜麻の緑のライン、無数の青い花びら、風に揺れ舞う蝶が感じているような楽しげな空気感をも感じます。中央に蝶を据え、画面の右下から左上へ伸びる幾何学的な構図からは、動的な生命感を与えています。幻想的な世界に蝶が舞い見入ってします。

 

 

審査員

後藤 正洋

(町長代理)
三上 晶

当別町長

 

当別町 経済部長

眞田 岳彦 女子美術大学 芸術学部 教授

東北芸術工科大学 客員教授

梅田 力 星槎道都大学 美術学部

デザイン学科 准教授

津崎 弘樹 当別町亜麻生産組合 組合長
橋本 俊彦 有限会社亜麻公社 代表取締役

 

 

第19回亜麻フォトコンテスト応募作品全作品アーカイブ

 

 

 

(開催終了)第19回亜麻フォトコンテスト展示会

プロ・アマ問わず、ご応募いただいた亜麻に関するフォト作品の展示会を下記の通り開催いたします。今回は、応募総数73点の中から選りすぐりの作品20点を展示し、皆さまに存分に親しんでいただきたいと思います。

 

北海道当別町の亜麻畑では、今年もたくさんの方が足を運んでくださいました。亜麻の花は午後には散ってしまうことから、儚い花ともいわていますが、花を愛でることで癒され、安らぎを得られるなど、さまざまな効果が期待できるそうです。また、亜麻の花には「あなたの親切に感謝します」という素敵な花言葉がつけられています。

 

この機会に可憐な亜麻のフォト作品を、ご高覧いただけますと幸いでございます。

 

◎開催概要◎
名  称:第19回亜麻フォトコンテスト展示会
開催日時:2024年10月16日(水)~10月31日(木) 9:00~21:00
※初日15:00~/最終日~17:00まで
※定休日 月曜日(月曜が祝日の場合は火曜)
会  場:当別ふれあい倉庫多目的ホール
(所在地)北海道石狩郡当別町錦町294-4 (JR当別駅南口から徒歩1分)
主  催:有限会社亜麻公社

 

注意事項
10月26日(土)・27日(日)は選挙が開催される可能性があることから、その際には、全作品をご覧いただけない場合がございます。お越しの際には予めご注意ください。

 

※各賞を決定する審査会は会期中に行い、入賞者の発表は、11月初旬に亜麻公社のホームページで行います。

 

◎展示作品名◎
・亜麻〜暗闇に浮かぶ花
・亜麻畑と黄色い車
・亜麻の輝き
・初めての亜麻の花(1)
・初めての亜麻の花(3)
・陽の光でドレスアップ
・朝の霞に彩る色彩
・朝雨
・花の恵み
・雨上がり
・蒼天に染まる
・亜麻色の妖精
・淡き夢
・感謝を贈る
・天然ローストの杜
・小休止
・爽花乱舞(そうからんぶ)
・うつりゆくとき
・また来年ね
・薫風〜凛と咲く花

 

 

(受付終了)第19回 亜麻フォトコンテスト募集概要

亜麻に関する写真を募集しています。ご応募いただく写真は、ご自宅で育てた亜麻でも、北海道の亜麻畑でも、亜麻に関するものなら何でもかまいません。プロ・アマ問わず、どなたでも参加できます。お気軽にご応募ください。

 

最優秀賞

亜麻公社商品(2万円相当)

1名

優秀賞

亜麻公社商品(1万円相当)

2名

佳作

記念品

5名

●締切

2024年9月30日(月)必着

●発表

11月初旬に亜麻公社のホームページで行います。

●記入事項

①氏名 ②ふりがな ③ご年齢 ④性別 ⑤ご職業 ⑥郵便番号 ⑦ご住所 ⑧お電話番号 ⑨メールアドレス ⑩作品タイトル ⑪使用カメラ ⑫作品コメント ⑬作品を公表する場合に表示する名前またはニックネーム

●サイズ・ファイル形式

デジタルデータを「メール」または「CD-R」にてご応募ください(プリントでの応募は不可)。推奨画素数/3,000×4,311pixel(1,400万画素数相当)以上 JPEG形式に限る
※ファイル名には必ず作品タイトルをつけてください。
※お送りいただきましたメールデータ、CD-Rは返却不可となります。

●応募枚数

制限はありません。

●応募先

・CD-Rデータ送付先/〒061-3772北海道石狩郡当別町獅子内2113-8「第19回 亜麻フォトコンテスト係」
・メールデータ送付先/photo@amakousya.co.jp

●亜麻畑

→2024年の亜麻畑はこちらから

募集要項

・応募作品は、第三者の著作権、肖像権、その他法令上の一切の権利や第三者の名誉、プライバシー等を侵害していないものに限ります。
・応募作品に関して第三者との間で問題が生じた場合、すべて応募者の責任において対処し、当社は一切責任を負いません。
・応募作品は、未発表または発表予定のないものに限ります。但し、営利を目的としない個人的なWebサイトやSNSに掲載した作品、個人やグループによる写真展などに出展された作品は、応募可とします。入賞決定後に違反が判明した場合は入賞を取消し、賞品等は返却していただきます。
・ご応募いただいた作品の著作権は応募者に帰属します。
・応募作品に関する著作者人格権を行使しないものとします。
・応募作品の使用権は主催者に帰属し、プリント展示、出版物、ポスター、チラシ、パンフレット、宣伝広告、インターネットなどに無償で使用させていただきます。応募者はいかなる場合でも使用料を請求しないものとします。
・新聞紙上、ホームページ等で作品を紹介する際、氏名、市町村名及び作品タイトルを紹介する場合がございます。
・応募の際に記載いただいく個人情報は、主催者にて管理いたします。また、主催者から入賞者への連絡に使用します。
・当コンテストに応募するにあたり、応募者は主催者の運営方法に従うものとし、その運営方法について一切異議を申し立てないものとします。

注意事項

・当コンテストに応募するにあたり、応募者は主催者の運営方法に従うものとし、その運営方法について一切異議を申し立てないものとします。
・選考結果に関するお問い合わせ、クレーム等は一切応じかねます。
・当コンテストサイトの利用または利用不能により生じる損害につき、主催者は一切責任を負わないものとします。